サン=サーンスのオペラ作品の中で、最も知られている『サムソンとデリラ』。題材が旧約聖書ということもあり、当初はオラトリオとして構想されただけに、音楽の流れだけで充分にそのシーンの雰囲気が伝わって来るような周到な気配りがなされています。 有名な「バッカナール」に至る音楽も、艶やかな酒宴が始まろうとする前の華やかな空気が感じられ、秀逸です。
ナビゲーターの中田昌樹さんのレクチャーが2022年1月よりアンスティチュ・フランセ九州で始まります。プログラム詳細はこちらから。 https://www.institutfrancais.jp/kyushu/culture/french-classique/
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】カミーユ・サン=サーンス『サムソンとデリラ』 指揮/中田昌樹 演奏/大分交響楽団 メゾソプラノ/マリアンヌ・デラキャサグランド テノール/後田翔平 合唱/ウィステリアコール
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団