モーツァルトを凌駕するほどの早熟な天才として、その名を馳せたカミュ・サン=サーンス。 名声を欲しいままにした順風満帆な人生でありましたが、晩年は、アフリカはもとより、西はサン・フランシスコ、東はセイロン(現スリランカ)、シンガポール、南はブラジルと、まさに世界中を旅してまわった、大変な旅行家でもありました。しかも、何故か恩師のフランソワ・サノワの名にあやかってか、シャルル・サノワという偽名を名乗って…。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】カミーユ・サン=サーンス『アルジェリア組曲』より「アルジェを眺めて」「ムーア風狂詩曲」 指揮/中田昌樹 演奏/岡山交響楽団
イントロ&エンディング クロード・ドビュッシー『小さな黒人』 演奏/江澤隆行
【提供】笹川日仏財団