#47 ベルリオーズの幻は続く

ベルリオーズの著した《管弦楽法》の『オーケストラの章』には、こんな事が書かれています。「時間と資金と労力が得られれば、巨大オーケストラの編成はかくあるべきだ」と。ヴァイオリン120、ヴィオラ40、チェロ、コントラバス、木管楽器62、金管楽器47、打楽器55、ハープ30、ピアノ、オルガン1で計467人という、破天荒で非現実的な数字が列挙されています。

実際に《レクイエム》(死者のための大ミサ曲(Grande Messe des morts )ではティンパニ8対16台を10名の奏者で叩かせたり、コントラバスよりさらに1オクターブ低い音が出せる『オクトバス(octobass)』を考案/発注したりもしています。

【出演】中田昌樹(指揮者)

【演奏】エクトール・ベルリオーズ作曲『幻想交響曲』第4楽章 レナード・スラットキン/指揮、フランス国立リヨン管弦楽団/演奏

イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

【提供】笹川日仏財団

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