#51 ドビュッシーが誘う、まどろみの午後 - 革新的なバレエを生む

クロード・ドビュッシーの父親はパリ郊外で様々な商売を営むがうまくいかず、勃発した普仏戦争でパリ・コミューンに参加するも捕虜となり、4年間も投獄されます。生活は困窮を極め、幼少のクロードは南仏カンヌの叔母の所に預けられることに。そこで初めてピアノに触れた、という記述はあるものの、きちんと学校に通ったという記録が皆無で、クロードの少し内向的で偏屈な性格形成に影響したこと無縁ではなさそうです。
パリ音楽院在学中、クロードは学生たちの前で、自分の名前をわざと Debussy ではなく de・Bussy と書いていた、と。”de” は貴族の称号(ドイツ圏ではvon)。その独特な少し奇異な雰囲気からも、高貴な家柄を漂わせようとしたのでしょうか…。

【出演】中田昌樹(指揮者)

【演奏】クロード・ドビュッシー作曲『牧神の午後への前奏曲』 中田昌樹/指揮、エルムの鐘交響楽団/演奏

イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

【提供】笹川日仏財団

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