クラリネットは、十六世紀初頭、バッハの少年時代、ニュルンベルクの楽器製作者ヨハン・クリストフ・デンナーによって発明されたと言われています。 フルートやオーボエに比べると遅いスタートで、オーケストラで本格的に活躍するようになったのは、やっとモーツァルトの時代。それまでの約一世紀、作曲家たちにあまり関心を持たれなかったのは、その機能の未熟さのためだったのでしょうか…。 その後二十世紀に入り、ベーム・システムが導入され、楽器の性能は飛躍的に向上し、作曲家もこぞって、その性能を活かすべく、高度な技術を要する曲を探求していくようになりました。
ナビゲーターの中田昌樹さんのレクチャー「フレンチ・クラシックを愉しもう」の第1回が2022年2月19日(土)アンスティチュ・フランセ九州で行われます。プログラム詳細はこちらから。 https://www.institutfrancais.jp/kyushu/culture/french-classique/
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】ジャン=ミッシェル・デファエ『クラリネット四重奏のための6つのオーディション曲』 演奏/日本経済大学吹奏楽部
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団