第一次世界大戦時、愛国的忠義心からラヴェルも軍隊に志願し、体重が2kg足りない(48kgしかありませんでした!)とハネられそうになりましたが、辛うじて負担の軽い後方支援のトラック運転を担うことに。それでも結局は健康を害し途中除隊するほど虚弱であったようです。 この曲集は、戦争で失った親しい友人たちの思い出を、敬愛するバロック時代の作曲家クープランの名のもと、その時代の典雅な形式に納めて捧げた組曲です。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】モーリス・ラヴェル『クープランの墓』より第4番「リゴドン」 指揮/レナード・スラットキン指揮、演奏/フランス国立リヨン管弦楽団(配信期間:2022年3月26日〜4月25日)
イントロ&エンディング クロード・ドビュッシー『小さな黒人』 演奏/江澤隆行
【提供】笹川日仏財団